12月

冬至といえばゆず湯にかぼちゃ。なぜゆず湯に入り、かぼちゃをを食べるの?そのほかにも行事食はある?

冬至_かぼちゃ・ゆず 12月

冬至といえば、ゆず湯がすぐに浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
私も小さい頃、祖父の庭にあったゆずをとってきて、お風呂にいれていました。
とても良い香りの中お風呂に入っていたことを思い出します。
冬至の行事食といえば、かぼちゃを思い浮かぶ人が多いのでは?小豆はどうでしょう?
なぜゆず湯に入り、かぼちゃと小豆を食べるのかご存じですか?

冬至とは?

そもそも冬至とはどんな日なのでしょうか。
一年のうち、最も昼が短く夜が長い日を「冬至」といいます。
新暦では12月22日ころ。
二十四節気のひとつで、暦を計算する起点となる大切な日です。
また、これからどんどん太陽の力が増していく起点の日にあたります。

一陽来復(いちようらいふく)

冬至の日は「一陽来復」とも呼ばれます。
悪いことが続いた後、やっと幸運がめぐってくること、また、冬が終わり春が来ること。
この日を境にだんだんと太陽の力が戻り、昼の時間が長くなる冬至は、これから運があがってくる日と考えられていたのです。

ゆず湯で温まろう

ゆず湯

「冬至といえばゆず湯に入る!」という方が多いと思いますが、なぜゆず湯かご存じですか?
それは、ゆず湯に入ると風邪をひかないとされているからです。
そのほかにも
・一陽来復の日に体を清めるため
・冬至と湯治、ゆずと融通(融通が利くようになる)という語呂あわせ
からきているなどともいわれます。

柚子の入れ方

ゆずを軽く洗ったら、ガーゼなどで作った袋に入れて口を紐でしばり、袋ごと絞った後、お風呂に浮かべます。
そのほかにもゆずを輪切りや半分に切ってから袋にいれたり、丸ごといくつもお湯に浮かべたりする方法もあります。

ゆず湯の効能

まずはユズの香りでリラックス!
柚子の成分が血行を促進する働きをするため体が温まり、風邪の予防になります。
乾燥して荒れがちな冬の肌には、クエン酸・ビタミンCなどの成分が美肌効果を発揮します。
小さいお子様がいらっしゃる場合、ゆず湯っていつから大丈夫なのか気になりますよね。
1歳になっていない場合、肌が弱いお子様はゆずをお風呂に浮かべるのは控えた方がよさそう。
というのも、赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄いため刺激が強いのです。

冬至の行事食とは?

冬至の行事食かぼちゃはご存じの方が多いと思います。
ではなぜかぼちゃを食べるのでしょうか。
それは、かぼちゃを食べると風邪をひかないというおまじないからきています。
冬は野菜が少なくなるため、この時期においしくて栄養のあるかぼちゃを食べることで、無病息災を願ったと考えられています。

「小豆粥」もあります。
中国の言い伝えによると、共工という凶暴な水神の息子が冬至の日に亡くなり疫鬼になったが、赤い小豆を怖がったといいます。そこで冬至の日には小豆粥を食べて厄を祓うようになったと言われています。

このほかにも「ン」がつく食べ物を食べると運が呼べるともされ、「ナンキン(かぼちゃ)」「レンコン」「ニンジン」「ギンナン」「キンカン」「カンテン」「ウンドン(うどん)」冬至の七種ともいわれます。

かぼちゃのいとこ煮

かぼちゃのいとこ煮

いとこ煮とは、茨城県の郷土料理で主に野菜や豆類でつくる煮物のこと。
正月やお盆、その他祝いの席でお供えした野菜や豆を、行事の後に煮て食べたことがはじまりだといわれています。
風邪をひかずに冬を乗りきるための郷土料理として親しまれてきた。さらに小豆の赤は邪気を払うといわれ、縁起の良いかぼちゃと小豆でつくる「かぼちゃのいとこ煮」が食べられるようになったと考えられています。

離乳食への取り入れ方は?

かぼちゃは初期から取り入れることができる野菜です。
月年齢にあわせてのレシピをご紹介していきます!

*5・6か月

かぼちゃを裏ごししたペースト
種とわたをとり、ふんわりラップをしてレンジで温めます。
野菜は一気に火を通すより、ゆっくり通した方が甘くなるので、大きいワットではなく、500Wくらいでじっくり火を通してみてください。
そのあと、熱いうちに皮から身をほぐして、茶こしで裏ごししたら完成!

*7・8ヶ月

①かぼちゃのペーストとにんじんのみじん切り
かぼちゃはペーストに。
にんじんは2・3mmの大きさにしてかぼちゃのペーストとあわせ、お粥と混ぜます。
にんじんに食感が残るので、かむ力を育てることにも繋がります。

②かぼちゃのいとこ煮
この頃から小豆を食べることができます。大人用に作るいとこ煮を取り分けて柔らかくし、味付けなしであげます。
その際かぼちゃと小豆の皮は取ってあげてくださいね。

*9~11か月

かぼちゃときな粉のおやき
この頃になると、手づかみ食べが始まってきますね。
手づかみ食べがしやすいようにおやきにしてみてはいかがでしょうか?
では作り方です。
かぼちゃを温め、スプーンで潰したら、きな粉と片栗粉・お水を加えて混ぜます。
その後テフロン加工のフライパンで両面を焼いていきます。
この時は特に油をしかなくてOK!大きさや硬さはお子様の成長に合わせてくださいね。
片栗粉を加えるともちもちしますよ。

まとめ

冬至…一年のうち、最も昼が短く夜が長い日。「一陽来復」とも呼ばれる。

一陽来復…悪いことが続いた後、やっと幸運がめぐってくる。

なぜゆず湯にはいるのか…ゆず湯に入ると風邪をひかないとされている。

行事食…代表例は「かぼちゃ」。
かぼちゃを食べると風邪をひかないというおまじないからきている。
冬は野菜が少なくなるため、この時期においしくて栄養のあるかぼちゃを食べることで、無病息災を願った。
そのほかには、「小豆粥」。小豆粥を食べて厄を祓うようになった。

冬至の七種…ナンキン(かぼちゃ)、レンコン、ニンジン、ギンナン、キンカン、カンテン、ウンドン(うどん)
「ン」がつく食べ物を食べると運が呼べるともされる。

かぼちゃのいとこ煮…茨城県の郷土料理で、主に野菜や豆類でつくる煮物のこと。正月やお盆、その他祝いの席でお供えした野菜や豆を、行事の後に煮て食べたことがはじまり。

寒い日が続きますが、かぼちゃや小豆などを食べて中から温まり、ゆず湯に入ってリラックスしてくださいね!

コメント

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