おやつを食べたくる時間ってありませんか？
小さい頃から「３時になったからおやつにしよう！」と、母や弟とお菓子を食べていたこを思い出し、今も時になると食べなくなってしまいます！
ではなぜおやつは午後３時、15時にたべるものとなったのでしょうか。
皆さんおやつの由来をご存じですか？私は知りませんでした・・・
早速みていきましょう！
時の記念日
おやつの由来をみていくときに欠かせないのが、この「時の記念日」です。
時の記念日とは、時間の大切さを尊重する意識を国民に持ってもらおうということで1920年に制定されました。
日本書記によると、天智天皇が初めて設置した水時計が鐘をならして時を伝えたのがちょうど6月10日だったことから、この日が記念日になりました。
昔の時間の呼び方
昔は1日を12等分し、十二支をあてはめて時刻を表していました。
まず夜の12時を中心にして前後の2時間を「子の刻」とし、2時間ごとに順番に干支を当てはめていきます。
さらにその2時間を4等分として「ひとつ、ふたつ…」と表します。
Ex）午前2時は「丑三つどき」
そして干支とは別に、夜と昼の12時を「九つ」とし、それを起点に2時間ごとに数を減らすという方法があり、午前6時を「明け六つ」、午後6時を「暮れ六つ」と表していました。
おやつの由来
おやつの「やつ」とは、昔の「八つ」。つまり午後１-３時頃を指します。
1日2食だった江戸時代は八つの頃に間食を食べる習慣があり、それがおやつの始まりです。
皆さんはおやつにいつも何を食べていますか？
ケーキなどの洋菓子やスナックなど様々なものがありますね。
日本らしいおやつを食べるのはいかがでしょうか？
それは「和菓子」です。和菓子についてみていきましょう！
和菓子
果実のことを現在でも「水菓子」というように、本来菓子とは木の実や果実など、自然のものであったと言われています。
そもそも菓子の「菓」は「果」であり、木の上に実がなっている様子を表す象形文字です。
和菓子の原材料は、米や豆をはじめ、和三盆糖や葛、海藻の天草など自然由来の素材が多く、さらに日本独自のものが多くあります。和菓子の原形としてはこの他に、米や粟・稗（ひえ）などの穀物を加工した餅や団子などがあります。
日本には四季があり、その四季を情緒豊かに表現しているのが「和菓子」です。
季節ならではの風物を取り入れ、「目で楽しみ、舌で味わう」。和菓子の醍醐味はまさにそこにあります。
自然の風物だけではなく、節句や祝いことなどの年中行事だけに使われるお菓子も多くあります。
年中行事と和菓子
ここからは主な年中行事と和菓子をみていきたいと思います。
| 年月 | 行事 | 和菓子 | どんなお菓子？ |
| 1月 | 正月/鏡開き | 花びら餅 | 求肥に菱餅を重ね、ごぼうの甘煮、味噌餡を包んだ餅 |
| 2月 | 立春 | 立春大福 | 立春に食べる、小豆餡を薄い皮の餅で包んだもの |
| 3月 | 彼岸の中日 | 牡丹餅 | 半つきにした餅を小豆餡やきな粉で包んだもの |
| 4月 | 花見 | 桜餅 | 焼いた小麦粉生地で餡を包み、塩漬けの桜の葉で包んだもの |
| 5月 | 端午の節句 | 柏餅 | 餡入りの餅を柏の葉で包んだもの |
| 6月 | 夏越の祓え | 水無月 | 三角形のういろうの上に小豆がのったもの |
| 7月 | 土用の丑 | 土用餅 | 夏の土用に食べる餅を小豆餡で包んだもの |
| 8月 | お盆 | 水羊羹 | 煮溶かした寒天に小豆餡を混ぜて固めたもの |
| 9月 | 十五夜 | 月見団子 | 米粉などをこねて丸めて蒸したもので、十五夜に月に供える |
| 10月 | 十三夜 | 栗きんとん | 蒸した栗をつぶして茶巾絞りにしたもの |
| 11月 | 新嘗祭 （にいなめさい） | 亥の子餅 | 新米でついた餅。亥の月（旧暦の10月）の亥の日の亥の刻に食べ、 多産の猪にあやかり、無病息災を願う |
| 12月 | 冬至 | ゆべし | ゆずの皮や果汁などに味噌や米粉などを混ぜて蒸したもの |
このように、各月ごとに年中行事があり、それに伴い和菓子もそれぞれあります。
まとめ
＊時の記念日：6月10日
時間の大切さを尊重する意識を国民に持ってもらおうということで1920年に制定された
＊おやつの由来
1日2食だった江戸時代は八つの頃（午後１-３時頃を指す）に間食を食べる習慣があり、それがおやつの始まり
＊和菓子
果実のことを現在でも「水菓子」というように、本来菓子とは木の実や果実など、自然のものであった
和菓子の原材料は、自然由来の素材や日本独自のものが多く、和菓子の醍醐味は「目で楽しみ、舌で味わう」もの
和菓子は年中食べれるものもありますが、季節だからこそ味わえるものもありますね。
私は家の近くに和菓子屋さんがあり、月が替わると必ず行くようにしています。
毎月その月のものがでてくるので、楽しみでしかたありません！
和菓子屋でなくても食べられるところがあります！それは「シャトレーゼ」です！皆さんご存じでしょうか？？
シャトレーゼでは正月やひな祭りなどの行事がある際には、そのときの行事を表した和菓子が入った４つのセットが売っています！
見た目もかわいく、美味しいので近くを立ち寄った際にはのぞいてみてください!!
この機会にぜひ、「おやつを和菓子にする日」を作り、季節・四季を楽しんでみてはいかがでしょうか！
コメント
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