5月

八十八夜とはなんのこと?いつを指して何をするの?

八十八夜 5月

「八十八夜」を皆さんは耳にしたことはありますか?

「夏も近づく八十八夜」というのは、聞いたことがあるのではないでしょうか。

そもそも八十八夜ってなんのことを指し、どんなことをするのでしょうか?

そしていつ訪れるものなのか。

では早速みていきましょう!

八十八夜とは

春から夏へと季節が変わる境目のことで、5月のはじめに訪れます。
(2021年は5月1日です)
なぜなら、立春から数えて八十八日目にあたる日が八十八夜で、「夏も近づく八十八夜」と唱歌にも歌われる通り、八十八夜の3日後には夏が始まる立夏となるので、この日を境に夏の準備を始めます。

八十八夜の頃は、茶摘みの最盛期でもあり、この日に摘んだ茶葉は、特にやわらかく良質であると言われ、おいしい一番茶が味わえるのはこの頃です。
また、八十八が「八」と末広がりの字が重なって縁起が良いことから、八十八夜に摘んだお茶を飲むと長生きできると伝えられます。そのため、八十八夜のお茶は、神仏に供えたり、目上の方に差し上げる習わしがあります。

米作りの大切な時期でもある

八十八の文字を組み合わせると「米」という字ができることから、八十八夜は農家の人々にとって特別な日とされ、農業をはじめるのによい日だという縁起担ぎでもあります。
「八十八夜の別れ霜」という言葉があるのですが、八十八夜頃から農作物の霜害の心配がなくなるので、苗代のもみまきや畑の種まきなどが行われます。

八十八夜の行事食は「日本茶」

先ほども書きましたが、八十八夜の頃は茶摘みの最盛期でおいしい一番茶を味わうことができます。
八十八夜に摘んだお茶は昔から不老長寿の縁起物とされていました。

日本茶の効用

新茶の芽には、冬を越してくる間に蓄えられたうまみ成分の「テアニン」が豊富に含まれています。
そのほかにもカテキン・ビタミンなどが含まれています。
抗酸化作用や整腸作用・疲労回復・抗がん作用・美肌・老化防止・口臭予防などたくさんの効用があります。

とても良い効用があるからこそ、今でも日本人の生活には密着していますよね。

和食店にいけば、食後に必ずといっていいほど温かいお茶が出てきます。

我が家でも食後に温かいお茶が出てくるので、個人的に食後の日本茶はとても和みます。

日本茶のはじまり

お茶は奈良時代に仏教などと共に中国から伝わったとされており、日本の歴史や風土の中で、その栽培方法や製法技術が発展し、独自の文化を築き上げています。
鎌倉時代の書には「茶は養生の仙薬なり」という記述があり、薬として飲まれていたことがわかっています。

お客様をお迎えする際に、日本茶を出す習慣はおもてなしの心を表現する大切な習慣とな
っています。

お茶の種類

大きく3つに分かれます。

① 不発酵茶:日本茶がこの分類です。これは加工の初期段階で発酵しないように熱処理をします
② 半発酵茶:ウーロン茶がこの分類です。これは発酵の中途で加工します
③ 発酵茶:紅茶がこの分類です。これは完全に発酵させて加工します

日本茶の種類

*煎茶
日本茶の中で最も一般的なお茶で、摘んだ茶葉をすぐに蒸して発酵を止め、揉んで仕上げます。4月下旬から5月初旬の新芽を摘んだ一番茶は最も良質なものとされ、新茶として親しまれています。

*番茶
煎茶にする葉を摘んだ後の硬い葉や、煎茶を作る工程で取り除かれ葉などを使用して作られる番外茶のことです。煎茶に比べて甘みが少なくさっぱりしています。

*ほうじ茶
煎茶や番茶を高温で炒り、香りを出したお茶のことです。カフェインやタンニンが少なく、お子さんが飲みやすいお茶。

*玄米茶
煎茶や番茶に炒った玄米を混ぜ合わせた香ばしいお茶です。

*玉露
煎茶と同じ製法で作られますが茶葉の育成の仕方が異なり、直射日光を遮って作られるうまみ成分たっぷりの高級茶です。

*碾茶(てんちゃ)
玉露と同じ方法で栽培された茶葉ですが、製造工程で揉まずに乾燥させます。渋み成分のカテキンが減少するので、渋みが薄く、うまみの濃いお茶です。

*抹茶
碾茶を石臼で挽いて粉末状にしたものです。

お茶をおいしく淹れるコツ!

茶葉は1人あたり、ティースプーン1.5杯が目安です。

*煎茶
沸騰したお湯を一度茶碗にいれて、少し冷ましてから急須にいれましょう。
目安は70-80度で、蒸らし時間は1-2分

*番茶やほうじ茶・玄米茶
熱湯を入れて香りを出します。
蒸らし時間は15-30秒

*玉露
高級になればなるほど、ぬるめのお湯でじっくり入れます。
目安は60-65度で、蒸し時間は2-3分

まとめ

八十八夜の3日後には夏が始まる立夏となるので、春から夏へと季節が変わる境目のこと。5月のはじめに訪れる。この日を境に夏の準備を始める。

茶摘みの最盛期でもあり、この日に摘んだ茶葉は、特にやわらかく良質であると言われ、おいしい一番茶が味わえるのはこの頃。八十八夜に摘んだお茶は昔から不老長寿の縁起物とされている。また、米作りの大切な時期でもある。

日本人には欠かせない「お茶」。お茶にも様々な種類がありますね。ぜひ自分好みの日本茶を見つけて、ほっとひといきついてください!

今は日本茶をドリップバッグにした”Drip Tea”というのがあります!ぜひ試してみてください

コメント

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