土用の丑の日といえば「うなぎ」ですが、なぜうなぎを食べるのでしょうか。
そもそもみなさんは土用の丑の日がどんな日かご存じですか??
そもそも土用の丑の日とは?
土用の丑の日というと、みなさん「夏」を思い浮かべると思いますが、実は年4回あることをご存じですか?
立春、立夏、立秋、立冬の前日までの18日間が土用となります。
春:4月17日頃~5月5日頃
夏:7月20日頃~8月7日頃
秋:10月21日頃~11月7日頃
冬:1月17日頃~2月3日頃
土用の時期は季節の変わり目にあたり、次の季節の準備期間となります。
この「土用」とは、宇宙のすべては木・火・土・金・水からなるという中国の五行説に由来する語です。
木=春、火=夏、金=秋、水=冬がそれぞれ支配する季節とし、土の性質はすべての季節に均等に存在するということを表しています。
丑の日とは、十二支の丑にあたる日のことを指します。
なぜうなぎを食べる?
夏の土用の期間はもっとも暑い時期なので、夏バテ対策に精のつくものを食べる習慣があります。
丑の日に「う」のつくものを食べると夏バテしない、という言い伝えがあったそう。
これを利用したのが、蘭学者にして江戸の異才、平賀源内。
うなぎ屋から商売繫盛のための宣伝を頼まれ、「本日土用の丑の日」という張り紙をしたところ、お店は大繁盛!
そこから夏の土用の丑の日には「うなぎ」を食べることが始まりました。
土用の行事食とは?
うなぎ以外にどんなものがあるのでしょうか?
*土用餅
夏の土用につく餅のことをいいます。
夏バテを防ぐといい、おもに関西や北陸地方では、あんころ餅などにして食べられています。
*土用しじみ
「土用しじみは腹の薬」といってむかしからしじみの味噌汁が食卓に並びます。
*「う」のつくもの
梅干し、うどん、瓜などの「う」のつく食べ物を食べると元気になる!
土用干しとは?
土用関係でこんなこともあるなんて知りませんでした!
それは、土用の晴天の日に、衣類や書籍、書画などを陰干しにして風にあて、カビや虫などを防ぐ「土用干し」。
衣類などのほかに、稲作や梅干しをつくる過程にも。
稲作は土用干しをすることで、強い稲を育てます。
梅干しは、美味しさが増すそう。なぜかというと、
・夏の強い日差しは、殺菌力が高く、保存性が増す
・昼間の太陽の熱と夜露が交互にあたることで果肉がやわらかくなり、風味が豊になる
・干したり、梅酢にもどしたりすることで色鮮やかになる
という効果があるからだそう。
まとめ
土用…年4回あり、立春、立夏、立秋、立冬の前日までの18日間が土用となる。
春:4月17日頃~5月5日頃
夏:7月20日頃~8月7日頃
秋:10月21日頃~11月7日頃
冬:1月17日頃~2月3日頃
土用の時期は季節の変わり目にあたり、次の季節の準備期間。
丑の日…十二支の丑にあたる日のことを指す。
行事食…土用うなぎ、土用餅、土用しじみ、「う」のつくもの
夏の土用の期間はもっとも暑い時期なので、夏バテ対策に精のつくものを食べる習慣がある。「う」のつく食べ物を食べると夏バテ対策になるという言い伝えを利用し、うなぎ屋の宣伝をしたところ、お店は大繁盛し、今も夏にはうなぎを食べるようになった。
土用干し…土用の晴天の日に、衣類や書籍、書画などを陰干しにして風にあて、カビや虫などを防ぐ。
夏以外の土用にもぜひ「う」のつく食べ物を食べてみてはいかがでしょうか?
コメント
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