2月

節分に豆まきをし、なぜ恵方巻を食べる?由来や意味とは?

節分 2月

2月といえば、豆まきをし、恵方巻を食べる「節分」を思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。
節分がどのように始まって、なぜ豆まきをしたり恵方巻を食べるようになったのでしょうか。

今日は「節分」について学んでいきましょう!

節分とは?

「節分」とは、立春・立夏・立秋・立冬の前日のこと言い、「節」とは季節を分けるという意味で、四季全てに節分があります。
中でも「立春」は、新しい四季が始まる大切な節目であるため、今は立春の前日のみを【節分】と呼ぶようになりました。
四季のひとめぐりを1年とすると、立春は新年の1日目。
節分は旧年最後の日となる大晦日。
そのため、節分には新年の邪気を祓う行事が行われる重要な日です。

日付がずれることもある??

節分というと、「2月3日」だと思う方は多いと思います。

ですが、実は日付がづれることも。2021年の昨年は2月2日が節分でした。

ではなぜ日付がずれてしまうことがあるのでしょうか?

それは、1年は365日と約6時間とされており、1年に約6時間ずつ遅れが生じます。ただ、閏年には4年前よりも少し早くなるので、少しずつズレてしまうのです。
そのため立春がいつになるかで、節分も変わってきます。

2022年以降は閏年の翌年の立春の日が2月3日となります。
次は2024年や2028年の翌年、つまり2025年や2029年の節分が2月2日になるわけです。

【今後の閏年】
・2024年
・2028年
・2032年
・2036年
・2040年
・2044年
・2048年
・2052年

邪気を祓う「豆まき」

節分といえば、炒った大豆で鬼を退治する「鬼は外~、福は内~」の豆まきですね。

豆まきは「鬼やらい」とも呼ばれる風習で、疫病や災害を鬼にたとえ、大晦日の晩にこれを退散させる「追儺(ついな)」という行事が古代中国から伝わったものです。

古来より鬼は「陰(おに)」といわれ、姿の見えない災いや病、飢餓などを示す言葉で、元々具体的な姿はありませんでした。
ですが、鬼は東北(鬼門)にいると考えられ、東北は干支の丑虎の方角です。そのため鬼には丑のような角と虎のような牙のある姿で描かれるという説もあるそうです。

ではなぜ「豆」で退治をするのでしょうか。
穀霊信仰として、豆には力があると信じられてきました。
鬼の目を打つので「魔目=まめ」で豆だという説や、「魔滅」に通じるからという説があります。

鬼は柊のトゲとイワシの強いにおいが苦手で、古くから魔除けとして柊の枝にイワシの焼いた頭を指して家の軒先や戸口におき、鬼を追い払っていました。
また、イワシを食べると鬼を追い払えると言われ、節分の夜にはイワシを食べる習慣もあったそうです。

豆まきの作法

みなさんは豆まきの正しい作法をご存じですか?

① 節分の前日、福桝に炒った大豆を入れて、神棚に供えます
② 鬼は夜にやってくるとされるので、日が暮れてから家中の戸を開け放ちます
③ 年男か一家の主人が外に向かって、「鬼は外」と掛け声をしながら豆をまきます
  鬼がすぐに戻ってこないように、すぐに戸を閉め「福は内」と室内に向かって豆をまきます
これを家中で行います
④ 豆まきが終わったら自分の歳の数よりも1つ多い数の豆を食べて、新しい年を迎え1つ年齢を重ねた1年の無病息災を祈ります
※昔は年齢を数え年で数えていたので、自分の歳の数よりも1つ多く豆を食べます

節分が近くなると、スーパーやコンビニで豆と鬼の仮面が店頭に並びますね。
一人暮らしだと、1袋全部使いきれない場合もあるかと思います。
実際に私がそうでした。
その時は、豆に熱いお茶を注いで、「福茶」にして飲んでいます。
食べるのと同じようなご利益があると言われていますので、ぜひやってみてください。

恵方巻とは?

恵方巻

最近ではポピュラーになってきた「恵方巻」。
スーパーやコンビニ、デパ地下など様々なところで、おいしそうな恵方巻が売られていますね。

恵方巻とは無病息災を祈り、節分の夜恵方を向いて食べるとよいとされている太巻きのことを指します。
七福神にちなんで7種類の具材をいれ、恵方巻を無言で丸かじりして食べると縁起がよいとされており、関西から始まりました。

恵方とは、陰陽道で干支に基づいて定められた、その年のもっともよい方角のことです。
恵方には福徳を司る「歳徳神(としとくじん)」がいるとされ、恵方の寺社をお参りすると、福を授かるともいわれています。

関西以外にも節分の行事食として「けんちん汁」や「節分そば」をたべるところがあります。
けんちん汁は元々鎌倉の建長寺の僧が作ったのがはじまりだとされ、「建長汁」といわれていました。
節分そばは、立春が旧暦の新年だったころ、年越しにあたる節分に現在の大晦日のように年越しそばを食べる習慣があり、それが今も残っている地域があります。

離乳食への取り入れ方は?

*5・6か月

まだまだ食べれられる種類が多くない時期ですね。

10倍粥に食べられるようになった野菜のペーストをちょんちょんとのせてみるのはいかがですか??

7種類あるとなおよいですが、まだ離乳食を始めたばかりのご家庭は7か所にちょんちょんとのせてあげるだけでもよいと思います。

ほうれん草を食べれるようになっているなら、ほうれん草を海苔に見立てて10倍粥の周りに円をかいてみては?

*7・8ヶ月

この頃になるとぐっと食べられる食材が増えていると思います。

野菜だけではなく、かつお節を細かくしたものやきな粉などのたんぱく質を少しいれてあげられるとよいですね。

*9~11か月

手づかみ食べが始まっているご家庭もあるかと思います。

海苔も食べられるようになるので、小さく切って軟飯につけてあげてはいかがでしょうか。

まだ太巻きは食べられないので、軟飯に7種類の具材をそれぞれのせて、7つのおにぎりのようなものを作ってあげると、ぐっと恵方巻に近づいてきます!

まとめ

節分・・・立春・立夏・立秋・立冬の前日のことで、中でも「立春」は新しい四季が始まる大切な節目であるため、今はその前日のみを節分と呼ぶように。
節分は旧年最後の日となる大晦日で、新年の邪気を祓う行事が行われる重要な日。

豆まき・・・「鬼やらい」とも呼ばれる風習で、炒った大豆で鬼を退治し、邪気を祓うために行う

恵方巻・・・無病息災を祈り、節分の夜恵方を向いて食べるとよいとされている太巻きのこと。七福神にちなんで7種類の具材をいれ、恵方巻を無言で丸かじりして食べると縁起がよいとされている。

恵方巻にいれる7種類の具材は、好みに合わせてカスタマイズして節分を楽しみましょう!

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